2024.5.20
今日は珊瑚調査ダイブのご依頼を頂きました。そろそろサンゴの産卵が一斉に行われる5月の大潮が近づいています。その為と、もう一つ、名蔵の浅瀬の藻場とサンゴが共生する場所を撮影したいというご依頼でした。藻場は浅い、、、時間的には干潮へ向かっていて結構既に引いています。潮の高さ80センチ。慎重に、なるべく岸に近いところまで入っていき、停泊しました。ここから泳いで浅い方へ。Nさんの撮影があるので、先頭はNさん。広角レンズとマクロと2台のカメラは1人で持っては撮影できないので、初めてスタッフ涼太がカメラ持ちを経験させてもらいます。
そこで後から発覚した面白かったことは、ゆうあちゃんはいつものウェイトで入っていて、私と涼太はこっそり、というか、多分無意識に1キロ足して入っていて、そのことをゆうあちゃんに言ってなかったので、浅すぎて帰ってくる時は諦めて水面をぷかぷかしていたゆうあちゃんなのでした。これも経験だよね。最大水深1,7m。笑 この水深の砂地や藻場はいつもとは全く違ってまた面白く、とても綺麗なギンガハゼに出会えました。みたことのないウミウシがいたり、ほんと、面白い。Nさんも大変、満足されたようで良かったです。今日1日のミッションが完了したと言っても良いくらいだった、との事でした。
その後は、いつもの九大の根へむかいます。船のGPSやNさんの携帯のアプリからも絶対にここってところでなるべく浅いところを探してアンカリングしてもらったら、何度も「かけるとこない!」って。そんなはずはない、と思って、仮止めになっているサブを頼りにメインを持って私が入って見ると確かに、いつもと景色が違う。ここではかけるところがない。けど、とりあえずメインを仮止めできるところにかけ、戻って、再度と思ったら、岩を見つけたとのこと。そこに3個の掛けられる岩があって、3本のアンカーをかけてもらいました。重労働だったはず。時間がかかりました。九大の根ではあるのですが、少し離れたつながっている隣の尾根だったようで、ここにかけられた事で、もっと広範囲にこのポイントを知ることができ、今日はまた進歩の日となりました。アンカーマン、グッジョブです。
水深は17mくらいをキープで撮影が始まり、広範囲に把握出来ました。浅瀬の岩や珊瑚も元気ではありますが、産後の産卵をしそうな兆候はみられず、でした。けど、3本目でアンカリングした根のミドリイシにはちゃんと卵が顔を出していてもう少しって感じでした。まだはみ出すほどまでいっていませんが、ちゃんとその存在感は見て取れました。楽しみですね。
ランチは、今日は豚汁とジューシーご飯です。圧力鍋で温めるのでふっくらしてとても美味しい。ちょっとスパイスが効いている感じになります。お腹が落ち着いたら、3本目。もっと広く詮索しようということで、いつもは行かない方向へ。反対側へ降りて行けばリュウモンサンゴの群生がすごいのですが、こちらにはその少しはありましたが、やはりそこまでは群生していませんでした。やっぱり九大の根のいつもの場所は奇跡の光景なのかもしれないですね。勉強になりました。そして、アンカリングしている根の周りを遊んでいて一番面白かったのは、クサビライシが多いなと思っていたら、そのクサビラという名前の由来、キノコなんだそうで、キノコのように生えてきて、ポンと離れて成長していくのだそうで、そのちびキノコがいっぱいあって、もうそれを見つけ出したらそれしか目に入らなくなるほど。そして、かわいいぃぃぃ。ファンになってしまいました。笑
これからは、このちびキノコもガイドしていきますね!マニアックで楽しいひととき、教えてくれたNさんありがとうございました。雨が降ったり止んだり、湿度は高く、梅雨という感じのこの頃。季節がうちり変わっていくのを肌で感じます。ここからマリン関係は忙しくなります。まだ店舗の引っ越しでひっくり返した観音堂の事務所は整理しきっていないので、作業が続きますが、6月には全てが見違えるほどに良くなってるはず。もうすでに大川店舗のありがたみをひしひしと感じています。まだまだ磨いていきますね。心丸Ⅱも常にちょこちょこ磨いています。磨き続けなきゃね。次は6月のサンゴの産卵の頃、石垣島にお戻りになるそうで、また調査にいらっしゃるかも、との事です。一般のゲストの皆さんも、Nさんに会えたらラッキーですね!Nさん、ありがとうございました!!また、お待ちしております!
〜お知らせ〜8月16日から19日の4日間は出張のため店長不在となります。ご了承ください。
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