2020.12.11~13冬の初島ツアー
12月11日から始まりました毎年恒例初島ツアーは、春にも開催され、 今年は2度目となります。春は初日はよかったのですが、2日目が相当な荒れ模様で苦戦。だからこそ余計にお天気は神頼みだったのですが、今回は凄く良く、暖かく、快適にツアーを催行することが出来ました。石垣島からピーチ航空で成田へ直行。 成田ではピーチの到着ターミナルが第一に変わってグレードが上がったので、とても使いやすくなりました。そのままローコストバスのチケットを買い、1000円で東京駅へ1時間。東京駅から新幹線で熱海へ。これもいいのですが、1月22日から名古屋ー石垣の直行便をピーチが出してくれました。そうなると、次からは名古屋から新幹線で熱海を目指すという手もあります。 これだと、目的地を通り過ぎることなく東に行きたいと思えば東に向かうだけ。体も物理的に混乱しないで済みそうです。ということで、これからも初島がより近くなったなと感じながら、熱海では大野屋ホテルに宿泊させてもらい、浴衣着てリラックス。1000円クーポンでおつまみを買い、明日に向けて皆さんの到着を待ちます。
お仕事されてからくる皆さんは、東京駅での集合でも色々あったようです。色々あったけど、無事に集合できて良かったです。待っている間、私は一人なので、市バスで第2小学校まで行き、一般に公開しているプールを借りて泳いでいました。良いプールで気持ち良かったです。運動大事。皆さんのホテル到着は22時くらいになってしまい、大変だったと思いますが、コンビニで食料調達、お風呂に入って、遅い時間ですが、お部屋に集合となりました。話も弾んでしまうのですが、早めに切り上げて、寝ます。それでも少し、寝不足のまま朝は8時にフロントに集合し、歩いて熱海港へ向かいます。大野屋はすぐ目の前が港なので、立地がとてもいい。バブリーな時代に作られた大きな昭和感たっぷりのホテルで、タイムスリップした感じがまた何とも言えず、好きです。外に出ると、少し雨がパラパラ。。。傘ささなくていいくらいの雨ですが、早足で港へ4~5分。すぐでした。ちょうど同じタイミングで熱海駅からバスで到着のKさんと合流できました。春のツアーにも参加してくださっています。
顔合わせ紹介をして、今日はこのメンバーで潜ります。寝不足もあるので、フェリーでは一番下の寝そべることが出来るフロアへ。腰を伸ばしで足を延ばしてしばし睡眠です。10分くらいは寝れたかな。風がないので、フェリーも揺れずに快適に移動することが出来ました。Iさんが鳥が苦手だということでしたので、今回はかもめへの餌やりはなしになりました。夕飯などをお願いしている山本さんが見えます。お隣のスノーケリングセンターのシャッターのイルカのイラストはやはりとっても素敵です。すごく映えています。
そうこうして、フェリーから降りると防波堤の角にお迎えに来てくれているダイビングセンターのバンに荷物を乗せてもらい、センターまで運んでもらっている間に私たちは食堂街の前を歩いて向かいます。エントリー口が見えるのですが、凪凪ですね。今日は、まだ今年の夏にダイバーになったばかりで、今回はじめてのドライスーツを着るお二人もいるので、お天気がいいかどうかは今後にかかわる重大事項でしたので、安心しました。
ダイビングセンターには、受付を済ませ、石垣島から送っているレンタル器材のキャリーが4つあるので、広げて準備準備。Tさんのドライスーツは体が大きいので、センターで借ります。前回も使ったものと同じかもしれませんね。取り扱いにももう手慣れたものです。初心者マークのお二人には、一つ一つ説明しながら、ドライスーツの準備の仕方をお伝えし、絶対に水没しないように細心の注意を払いました。首や手首にはバイオシールを使い、動いても水が入らないように、そして、快適でありますように。結果、2日間全く水没なしでした。それに、とても取り扱いがうまくできたと思います。流石ですね。
準備中は雨が降っていたので、ダイビングセンターの裏のだるまコンロエリアを使わせていただき、なんだかんだと準備しているうちに雨もやみました。ラッキー。水温は19℃、透明度は20mくらいでした。秋から冬の伊豆の海はすごく綺麗です。ドライスーツで潜らない手はないです。ポイントは、北東1mのべたなぎな中、フタツネで潜ります。
エントリーするとすぐにこちらで会いたい生物が登場し、ドライスーツ初心者のお二人がいるにもかかわらず思わずその生物に興奮。どうにか潜ってきたお二人もしっかり見ることが出来ました。それは、アオウミウシ!そして、薄紫が綺麗なムカデミノウミウシ、ヒラムシの仲間でした。アオウミウシは石垣島では一度しか見たことないです。なので、石垣島のガイドがこちらに来ると会いたい生物の一つ。
普通種かもしれないけど、やっぱり青が綺麗だなぁ。エントリー口からのガイドロープが終わるころ、ゴロタを降りていくタイミングでそろそろドライスーツに空気を入れないといけなくなります。その時におっかなびっくりになってあまり空気を入れられないものではありますが、意外と思い切り入れた方が良い。快適だし、空気をまとって暖かくなるし、浮力も確保できます。そうしないと、ドライスーツが真空パックになってしまい、すぐに消えるけど内出血の跡が出来てしまいます。初日はその経験もしてしまったお二人でしたが、それも知っておいた方が良いので、いい経験になりましたね。他にも出会えたのは、砂地で、砂に潜るのが得意なホシテンスの幼魚、セダカカワハギ、ミツボシクロスズメダイの幼魚、ミナミゴンべ、シマウミスズメ、白くてすごく小さなミノウミウシの仲間、これは、名前を探しましたが、シロイバラウミウシなのかなぁという感じはしましたが、判明は出来ませんでした。その他、タカベの群れなどなどでした。タカベは私たちを囲むように泳いできて、すっごく綺麗でしたね。
休憩は、すぐにドライスーツを脱いでダイビングセンターお隣のさかやさんへ。若女将さんが、Facebookで繋がっていて、WAKE UP CALLで製作している裏起毛パーカーを買ってくださったので、そのお届けもあり、伺いました。ダイバーである女将さんの話も面白かったです。そして、石垣島にも遊びに来たいということでしたので、静岡からなら1月から就航した路線で、セントレアー石垣の直行便が出るので、それが良いかもって話にもなりました。本当に楽しみになります。一度私も、その便で静岡に来てみないとな、と思いました。さかやさんには、ダイバーセットというものがあり、磯のりラーメンと海鮮丼のセットです。
皆さんネギトロ丼のセットにしました。凄く美味しかったです。体も温まって、ちょっと眠くなってしまいましたが、寝てしまう前に、、、潜りに行きますよ!
2本目も、フタツネで潜ります。まだ質問は飛び交いますが、ドライスーツの扱いを一生懸命覚えようとしてくれているお二人でした。面白かったのは、手を入れる前に首を入れてしまう凡ミス。これ、やるとわかるけど、そのあとどうにもできなくなります笑。なので、やり直して、、、そんなこんなでも笑いましたね。水中では、コースを変えていきます。出会えたのは、ゴンズイ玉yg.、キタマクラ、シマウミスズメ、オキゴンべ、サラサエビ、オレンジ色のイロカエルアンコウ、テンスyg.、ヒラメ、タカベの群れ、ウイゴンべなどなどでした。
イロカエルアンコウは、センターから聞いた個体ではなく、初物だったようです。かなり存在感あり、目立っていたので、見つけやすそうです。もう少し小さかったらいいのになとも思いましたが、撮りやすいアングルにいるので、いい子ちゃんです。やっぱり会えると嬉しい生物です。フタツネでの2本、とーっても楽しかった☆
やっぱり、初島の海は面白い!ドライスーツもそそうなくて本当に良かった。
今晩は、港の目の前の浜の家さんに宿泊ですが、Tさんもまだ行ったことないという島ノ湯へ行こうということになりました。ダイビングセンターから歩いて10分くらいのところにあります。650円で露天風呂付きの大浴場、オーシャンビューで楽しめます。温泉を海底から引いてきているため、潮っぽい感じがしますが、そこは最後に真水のシャワーを浴びて解消です。売店にあるアイスが誘惑でしたが、我慢、我慢、この後、美味しいイセエビ定食をご用意してもらっているので、お腹空かせていきましょう。すでにビール飲んでいたTさんでしたけど。
また、歩いてセンターに戻り、民宿へもっていく荷物をまとめていると、Kさんが財布ない騒ぎ!
てことで、島ノ湯に電話してみると、同じロッカーを他のお客様が使っていて頭をシャンプーしているところなんだとか。なので確認が出来ず、あとから連絡いただけることになりました。財布確保できるまで気が気ではありませんが、一行はいったん民宿へ。カメラの充電したり、データをパソコンに移したりしていると、財布が見つかったという連絡が。そんな中、今度は、私の携帯どこかなってことになり、Tさんは島ノ湯のカギ持ってきちゃったとかとか。笑 メンズがお二人で島ノ湯に取りに行ってくれました。お昼寝予定だった時間が散歩に変わってしまいましたが、ありがとうございました。夕飯は、18時から山本さんでお願いしてあります。
なかなかイセエビが手に入らない中、準備してくれていました。そして、今年は初めての試みで、〆にイセエビ雑炊をお願いしてみました。山本さんも初めて作ると言ってくださいました。リクエストに応えてもらってありがとうございます。コロナ渦で店内はテーブルもなるべく放してセッティングしてあって、配慮がありました。瓶ビールで乾杯し、山本さんの美味しいお料理で舌鼓です。煮物も美味しいし、明日葉のかき揚げも絶品、イセエビはプリっぷりです。何時も初島に来る時の楽しみの一つです。今年はコロナ渦で大変な年でしたが、時々、こういう変わらないおもてなしで心がほっこりします。本当にありがたいです。ご馳走様でした。
お宿に帰ってからは、17時閉まってしまう売店であらかじめ買っておいたお菓子やお酒などで雑談しながら時を過ごします。昨晩寝不足組は途中から寝てしまう方もいましたが、また明日に響かない程度に就寝です。お菓子のエントリーとラングドシャが手に入る初島の売店、大好き♡この2種類は、あれば必ず買います。ダイビングの合間にもちょうどいいんです。美味しかったですね。今日はお疲れさまでした。明日もお天気良さそうですよ~☆
さて、朝は7時に朝食会場に待ち合わせで気持ちよく起きました。朝食会場からは、目の前の初島港が一望で、すごいロケーションのよさです。今日も波がなくお天気最高です。朝の5時起きで向かってくれているMさん&Tさん。到着を待ちながら、これまたすごく美味しい朝食をご用意してもらえました。お部屋にはお習字の掛け軸があり、みんなで子供のころの話題に。静岡県は習字の特化県なんだと石垣島のお習字の先生から聞きました。そんな話にもなりました。
そして、玄関にお教室の看板が置いてあったので女将さんに聞いてみると、その掛け軸を子供のころに書いた娘さんがお習字の先生の資格をお持ちなんだとか。今はお孫さんたちの世話で忙しくて教室は出来ていないけど、ということでした。なるほど~という感じでした。私も静岡出身の身としてはお習字が身近にあったので、朝からいいお話をさせてもらえました。石垣島でお習字を習っているうちのちびのながひろもなんだか賞を取ったとちょうど連絡が来たのがタイムリーでした。
7時30分の熱海港発のフェリーで来るお二人をお待ちして50分には初島港で合流してダイビングセンターに向かいます。今日は西寄りの風ではありますが、穏やかです。夕方には少し風が強くなりそうだったので、お昼ご飯は挟まないで2本潜り、ゆっくりお昼ご飯にする段取りです。ずいぶんダイビングにもドライスーツにも慣れてきたHさんとIさんは、もう準備もスムーズです。春にも初島で一緒に潜っているMさんたちも到着からすでにドライスーツのインナーの格好で、準備万端。流石です。
フタツネに今日も2本潜ります。エントリーは、初島民宿宿泊者特典で、8時30分からオッケーになっています。他のショップさんは泊まっていなかったと見えて、貸し切り状態。
水中も、昨日よりも透明度が上がっていて、今日は25M以上透けています。凄く気持ちがいい!なので、エントリー口から下のあたりはちょっとスルーっと通り抜け、昨日よりももっと先へ足を運びます。そう、漁礁になっているダイワハウスにたどり着くために、、、来てみると、いっぱいの魚がいました。
ハナハゼ、キンギョハナダイ、これも会いたかったテングダイ、イシガキダイ、イシダイ、ミナミハコフグ成魚、トラウツボ、スズメダイの群れ、タカベの群れ、昨日発見したイロカエルアンコウ、ニザダイ、ミギマキ、最初のほうで大きなコブダイにも会いました。あぁ、伊豆の海を満喫してる感いっぱいです。
2本目は、Mさんにリクエストで、今ここで見えているクマドリカエルアンコウが見たい、とのことで、右回りコースで、クリスマスツリーも立ち寄りながら潜っていきました。そしたら、大きなニシキウミウシがいて、これも会いたかった生物。大きかった~。他にも、ちゃんといました、ザラカイメンの隙間に挟まっていた黄色とオレンジのクマドリカエルアンコウ。ストロボをMさんにお貸ししていたのでどれだけストロボの効果で綺麗に撮れるか比べてほしかったオキゴンべ。やっぱり綺麗です。
なるべく近寄って撮ってもらいました。ゴンズイ玉やオキエソ、トラギスの仲間にも会ってきました。
潜り終わったら、お腹すきましたね~。ですが、ここから、器材を洗い、干し、パッキングしてクロネコヤマトで配送してもらえるように準備です。セームで拭いて絞って、詰めてしまいました。ドライスーツは最後まで水切り。水が切れたら、しまっちゃいます。そんなこんなで、時間は過ぎ、ランチの時間が押してしまいました、すみません。皆さんが手伝ってくれました。それもあって、帰りの便は、山本さんでゆっくりできるように16時40分の便で帰ることになりました。
山本さんでは、今日到着のMさん&Tさんはお二人で1匹のイセエビ定食を堪能。他の皆さんは、富士宮焼きそばや磯のりラーメンを注文。その両方を食べてしまう方もいました。元気ですね。山本さんのお孫ちゃんも登場で、バイバイするためにわざわざ戻ってきてくれたり、ほっこりさせてもらいました。生きている動くイセエビを見ても、そんなに驚かないのはさすがに慣れていますね。〆には前日からお願いしていたメニューにないメニュー、初島のところてんで作るあんみつを頂きました。本当にヘルシーで美味しかった~。瓶ビールも飛ぶように出ていました。皆さん、良い休日を送ってもらえたでしょうか?
帰りのフェリーは、座敷に行かず、ボックスシートで寝たりしながら帰りました。ほんとに皆さん、ありがとうございました。駅に寄るチームは丸天のじゃがいもの串揚げをお勧め。試しに買って新幹線で食べてもらえたようです。また、初島ツアーも開催していきたいと思いますので、石垣でも、ツアーでもお会いしましょうね。コロナには十分気を付けて、元気にお過ごしください。
解散後は、伊豆の先輩とイタリアンを食べ、たまたま開催を知った熱海の海上花火大会を見に。ビーチへ少し早めに行くと最初はちらほらだった人がどんどん集まってきました。
コロナ渦でこういう光景を久しぶりに見て、嬉しくなりました。イベントが何にもなくなった今年の夏、それを払拭するように素敵な花火を見せてもらいました。感動~。明日からは寒波が来るとのこと。
良いタイミングでツアーが終了しました。
さて、初島の次は、2月に与那国ツアーが控えています。その他のリクエストツアーも組み立てを始めようとしているところです。皆さんのご参加、お待ちしていますね。4月に与論、5月に奄美の予定です。春ころ、もう一度初島を入れようかなと思っています。3月末~4月頭頃になると思います。マリンダイビングフェアをいつやるかによるかなと思います。ご参加の皆さん、初島の皆さん、お世話になりました。ありがとうございました~SEE YOU!
| 固定リンク
コメント